Mr.Orangeならではの「七面鳥農法」

草刈りに除草剤を使用すれば簡単ですが、その反面土壌の持つ力は落ち、消費者や生産者にも深刻な被害をもたらしてしまいます。 
そこでMr.Orangeでは、七面鳥を草刈り専門の従業員として放し飼いしています。(お給料はもちろん雑草の食べ放題!)

日々、七面鳥たちは雑草や害虫を駆除し、その排出物は7年以上かけて作り上げたこだわりの土壌をさらに豊かにしてくれます。
飼育の手間はかかりますが、「七面鳥農法」を取り入れることで、人にも環境にやさしい土づくり、そして果樹栽培を行っています。

雛がカラスやイタチにやられながらも、生き延びたものたちで子孫繁栄に励み、Mr.Orangeの果樹栽培を一生懸命サポートしています。


 

安心安全で環境や健康に配慮した製品づくりを・・・環境マイスター認定

水俣市では、水俣病を教訓に「安心安全で環境や健康に配慮したものづくり」の推進と、職人の更なる地位と意識の向上を図ることを目的として、「環境マイスター」制度を創立しました。
「環境マイスター」に認定された製品は、水俣市により安心安全な製品として認定されたものといえます。Mr.Orangeは、試行錯誤を繰り返し、徹底した減農薬・有機肥料を使った栽培に取り組んできた結果、平成12年にみかん作りでは5人しかいない「環境マイスター」に認定されました。



※環境マイスターの資格審査は、(1)環境や自然に配慮したものづくりを5年以上行っている、(2)自然素材の利用、化学物質の除去など環境や健康に配慮したものづくりに関する実績がある、(3)そのものづくりに関する一定の知見と経験・技術等を有している、(4)地域環境保全にかんする活動を行っている、(5)環境問題・保全に関する一定の知識を有している、(6)水俣病など公害に関する一定の知識を有していること、以上が基準となります。

環境に配慮した農業を・・・熊本県グリーン農業特別栽培生産者

全安心な農産物を生産・供給するとともに、熊本の宝であるきれいで豊な地下水を始めとする恵まれた自然環境を守り育てるため、土づくりを基本として、化学合成肥料・農薬を削減するなど、環境にやさしい農業への取り組みである「くまもとグリーン農業」。
数ある生産宣言制度からMr.Orangeは、特別栽培農産物(化学肥料及び化学合成農薬を慣行の栽培より50%以上減らしてつくられるもの)に認定されています

※減農薬栽培とは、慣行栽培で使用基準となっている農薬量より少ない農薬で栽培したものを指します。表示上にある「〇%減農薬」の〇%とは、慣行栽培の基準量に対して削減した割合を指します。無農薬(農薬不使用)とは、栽培期間中、JAS有機栽培基準で使用が認められている天然系薬剤だけを使用するか、全く農薬類を使用せずに栽培したものを指します。自然栽培とは、農薬はもちろん、JAS有機基準内の天然系薬剤を使用しないだけでなく、肥料の施肥や除草もせず、より自然に近い状態で栽培されたものを指します。

すべては安心安全、人と環境すべての笑顔のために

農薬や除草剤等を使わず、人の手による虫害防除、除草などを行うことは、それだけの労力が必要となります。
農薬を使わないということは、園内にアシナガバチやスズメバチが巣を作り、農作業中にに刺される事もあります。さらに虫害により、何年もかけて育てた果樹が枯れてダメになってしまう事も。
収穫した作物は虫害等により、販売できない程の害を受けている物も数多くあります。収穫後も防腐剤やワックスなどを一切使用しないため、作物の腐敗ロス率も高くなります。
慣行栽培と無農薬栽培では、同じ栽培面積でも出荷できる作物量が全く違ってきます。もし、どちらも同じ値段で売られる世の中になれば、無農薬栽培の農産物はなくなってしまうかもしれません。



このような事から、無農薬栽培の農産物には、作物を栽培するのにかける手間やコスト、希少性に価値が付けられています。
Mr.Orangeの農産物は慣行栽培の農産物より割高ではありますが、すべては安心安全、人と環境すべての笑顔のために・・・。